23価ワクチンと13価ワクチンの2種類がある。
23価ワクチン
23種類の肺炎球菌に効果がみられる。
重症化する可能性のある肺炎球菌による肺炎の約70%に高い予防効果が期待出来る。
13価ワクチン
13種類の肺炎球菌に効果がある。
免疫を記憶させ、長い予防効果を期待して行う。
65歳以上でこれまで23価ワクチンを接種したことのない人は、定期接種といって、公費助成で23価ワクチンをI回受けられる。
公費助成がI回なので、接種はI回でいいと考えている人もいるが、23価ワクチンの予防効果は約5年と考えられているので、65歳になったら早めに定期接種をすませ、その後も5年おきに自費で接種するのが理想的となる。
13価ワクチンは、成人の場合、任意接種で、自費で受けることになる。
肺炎のリスクの高い高齢者などは、13価ワクチンも接種すると、予防効果が一層高
まると考えられている。
乳幼児の場合
乳幼児は13価ワクチンの定期接種がある。
乳幼児の場合、その効果は非常に強力で、肺炎球菌による肺炎を発症して重症化する確率を大きく下げることができる。
生後2~7か月に初回接種する。
そのあとに間隔をあけ、さらに3回行う。