かつお
魚のなかでもたんばく質を多く含み、特にこの時期に出まわる初がつおは低脂肪です。
血合いの部分には鉄も含むので貧血の人に勧められます。
また、エネルギー代謝を助けるナイアシンやビタミンB6も豊富です。
かつおはタウリンも含みます。
タウリンは血中脂質を改善したり、肝機能を高めたり、血圧を下げると言われており、生活習慣病予防にも役立ちます。
カツオ(鰹)
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fish/katuo.htm
かつおのレシピ
http://cookpad.com/category/1206
http://www.kikkoman.co.jp/homecook/series/katsuo02.html
● 日経新聞「春秋」 2016.5.16より
国木田独歩は、酒や食べ物にも並々ならぬ執着を持っていた。36歳での死を前にした明治41年のいまごろの季節のこと、入院先を訪ねてきた真山青果に人生観など語りつつ、好物をあれこれ挙げて食談議に花を咲かせている。なかでも旬のカツオは別格の扱いだ。「刺身は鰹魚を最上味とす。鮪を説き鯛を云う者あれども余は与みせず」。なかなかの断定ぶりだから、この明治の文人も初物にこだわった江戸っ子の気風を受け継いでいたに違いない。たしかに5月のカツオは魅力的である。
ズッキーニ
見た目はきゆうり、食感はなすに似ていますが、かぼちゃの仲間。
味は淡白ながらほのかな甘みがあり、旬の夏は甘みがいちだんと強くなります。
油と相性がよいので、ラタトゥイユなどの炒め煮や、フライなどに。
(栄養)水分が多く糖質が少なめで、低カロリー。
セロリ
爽やかな香りは、アピインやテルペンなどのさまざまな香気成分によるものです。
これらは神経系統に慟いて精神を安定させたり、胃液の分泌を促進し、食欲を高める作用があるといわれています。
また、カリウムが比較的多く含まれており、余分なナトリウムを排出するため、高血圧の予防・改善に役立ちます。
葉には茎の約2倍のβーカロテンが含まれているので、葉も捨てずに食べましょう。
セロリ
http://www.kewpie.co.jp/yasai/search/celery.html
セロリ 春が旬の野菜
http://www.kaneso22.co.jp/seasoning/ve020.html
セロリのレシピ
http://cookpad.com/category/624
http://matome.naver.jp/odai/2136950065069702301
http://recipe.rakuten.co.jp/category/12-103-314/
http://www.kikkoman.co.jp/homecook/series/celery02.html
http://erecipe.woman.excite.co.jp/food/vegetable/yasai/195/
ピーマン
独特の香りとほろ苦さがもち昧の夏野菜。
(栄養)カロテンやビタミンCが豊富です。
ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくいので、肉詰めや炒めものなど加熱料理がおすすめ。
油と組み合わせることで、カロテンの吸収率もアップします。
わさびの健康機能
「わさび」摂取量の目安は、1日5gです
「わさび」は、ここ数年複数の番組で紹介されるなど、その健康効果に注目が集まっています。
最近では、そのがん予防効果も分かってきました。
この作用は本わさびの根茎に含まれる「スルフィニル」という成分によるもので1日3~5gの摂取が望ましいといわれています。
わさびには、これまで消臭作用、抗菌作用そして解毒作用があることが知られていましたが、最近の研究から強い抗酸化作用と抗炎症作用があることが判ってきました。
抗酸化作用 :
活性酸素は老化を進めたり、発がんを促したり、炎症を起こしたりと、わたしたちのからだにさまざまな障害をもたらすものです。
実はわさびには、野菜の中では最も強い抗酸化作用があり、研究者によれば抗酸化作用の
強いブロッコリ150gとわさびの5gが同等の力を持っているそうです。
抗炎症作用 :
わさびには抗酸化作用と並んで強い抗炎症作用があります。
最近の研究から「疲労」は中枢の炎症であることが判ってきました。
従って、わさびを摂取すると疲労が軽減され、結果としてリラックス効果が得られ、特に睡眠のリズムを整え熟睡、中途覚醒の減少さらには寝起きの爽快感が期待されます。
また、昼間の眠気も少なくなるようです。
もう一つの代表的な炎症に筋肉疲労があります。
これは末梢での炎症反応なので、ここでも作用して筋肉疲労を軽減することが出来るようです。
更に、アレルギー軽減作用、特に花粉症の症状軽減にも役立つことも判っています。
また最近ではがん細胞死を誘導させる「アポトーシス」を導き出すとの報告もあります。
参考
健康情報誌「こまど」
監修 : 茨城キリスト教大学名誉教授 板倉弘重先生