アポ蛋白

アポリポ蛋白

http://primary-care.sysmex.co.jp/speed-search/index.cgi?c=speed_search-2&pk=155

・アポリポ蛋白はリポ蛋白の主要な構成蛋白の総称。

 

•A-Ⅰ/B比は動脈硬化症(虚血性心疾患,脳虚血性疾患など)の危険を知るために測定される.

動脈硬化のA-Ⅰ/B比のリスクが報告されている.

A-Ⅰ/B比は,動脈硬化に抑制的に働くHDLと動脈硬化を促進するLDLの比率を反映し,低いほど動脈硬化の危険が高い

 

•一般診療でアポリポ蛋白を測定することは,A-Ⅰ/B比をみることを除いて少ない.

血清脂質値が極端に異常を呈した場合で,その脂質代謝異常症(高脂血症,低脂血症など)の病態の把握が具体的に必要な場合は,HDLが著明に低下していてA-Ⅰ異常症を疑う場合,中性脂肪値が異常に高値でC-Ⅱ異常症を疑う場合,Ⅲ型高脂血症を疑う場合(Eが著増:ただしE2を証明する必要がある),などがある.

 

 

アポリポ蛋白 AI

http://www.falco.co.jp/rinsyo/detail/060306.html

・血中の脂質は主にコレステロール、中性脂肪、リン脂質などからなるが、これらは単独では水に不溶性で、血中ではアポリポ蛋白と結合して、リポ蛋白の形で溶存している。

 

・健常人のリポ蛋白は、主として、VLDL、LDLとHDLの3種類。

アポリポ蛋白の各リポ蛋白への分布はそれぞれで異なっている。

 

・アポリポ蛋白AⅠ、AⅡはHDLに多く、末梢から肝臓にコレステロールを転送する働きを持っている。

 

・アポリポ蛋白AⅠは、抗動脈硬化因子とされている。

 

 

アポリポ蛋白 B

http://www.falco.co.jp/rinsyo/detail/060308.html

・アポリポ蛋白Bは主にLDLに含まれ、小腸における脂質の吸収と肝での脂質の産生と全身の臓器への脂質の供給に重要な働きを持っている。

 

・一般にアポリポ蛋白Bは血中コレステロール値と相関し、動脈硬化性疾患の危険因子であることから、AⅠ/B比は動脈硬化性疾患に対する危険率を反映する(比が小さいほど危険率が高い)。

 

 

アポリポ蛋白 E

http://www.falco.co.jp/rinsyo/detail/060311.html

・アポリポ蛋白Eは、VLDLとHDLに分布し、中性脂肪やコレステロールの代謝に関与しています。