胃食道逆流症

胃食道逆流症の2つのタイプ 食道に炎症が起こるタイプと起こらないタイプがある 

胃食道逆流症には、逆流性食道炎と非びらん性胃食道逆流症の2つのタイプがある。

 

タイプ ①逆流性食道炎

胃酸によって食道の粘膜が傷つけられ、炎症が起こる。

食べすぎや早食いをする人、肥満のある人などに起こりやすいとされている。

 

軽症の場合は、治療をしなくても悪化することは少ないとされており、場合によっては、自然に治ることもあると考えられている。

一方、重症の場合は、食道からの出血や狭窄、パレット食道が起こることがある。

 

バレット食道

食道の粘膜は、胃の粘膜に比べて酸に弱いという性質がある。

そのため、頻繁に胃酸が食道に逆流して、食道の粘膜が胃酸にさらされ続

けていると、胃の粘膜に似た組織に変化することがある。

この状態をバレット食道という。

バレット食道があると、食道がんを発症する危険性がやや高くなるといわれている

 

タイプ ②非びらん性胃食道逆流症

食道に炎症はみられないにもかかわらず、胸やけなどの症状が現れる。

ストレスを感じやすい人に多い傾向にある。

また、若い人、女性、痩せ型の人に多くみられる。

週に1~2回程度、胸やけなどの症状が起こる患者さんの6割以上は、非びらん性胃食道逆流症であるといわれている

 

胃食道逆流症の治療

●胃酸の分泌を抑える薬

PPI(プロトンポンプ阻害薬)またはP-CAB(カリウムイオン競合型アシッドブロッカー)

必要に応じて

●消化管運動機能改善薬

●抗不安薬など

胃酸の分泌を抑えるPPIやP-CABを中心に、必要に応じて消化管運動機能改善薬や抗不安薬を用いる。

 

 

胃食道逆流症の生活習慣の改善

・食べすぎない

・早食いをしない

・脂肪の多い食事や肉類を控える

・食後3時間は床に就かない

 

・ストレスをためない

 


胃食道逆流症(逆流性食道炎)

https://medley.life/diseases/54ed34786ef458963585ce13/details/knowledge/symptoms/

・胸やけは食事の後に胸が焼けるように感じる症状を指す。

胸やけは胃酸の逆流により起こる。

胃食道逆流症は胃と食道のつなぎ目である下部食道括約筋の力が弱くなることが原因の一つ。

このために噯気が頻繁に起こる。

 

・呑酸は胃酸が口の中に達して口の中に酸っぱさが広がったりする症状。

口の中の酸っぱい味に似た感じが起床時や食直後に現れる。

 

・気管支や肺に異物が入りこむと気管支炎肺炎の原因になることがあり時として重症化することがある。

 

・かなり重い状態になると食道に逆流する量が多くなり吐き気や嘔吐の症状が現れることがある。

 

・気管支や肺に異物が入りこむと気管支炎肺炎の原因になることがあり時として重症化することがあります。

 

・げっぷは医学用語で噯気(あいき)という。「おくび」ということもある。

噯気が胃食道逆流症の症状として知られている。

噯気の原因は胃の中から空気が逆流すること。

噯気は他の原因で起こることもある。

例えば空気を胃の中に多く運んでしまう呑気症(どんきしょう)などだ。

 

胃食道逆流症は咳の原因になる。

胃食道逆流症が咳の原因になることは珍しいことではない。

胃食道逆流症にも関わらず症状は咳だけで他に胸やけなどはない人も中にはいる。

胃食道逆流症咳がでる原因は逆流した胃液が喉や気管支を刺激するからと考えられている。

 

・胸痛は、胃食道逆流症でも現れることがある。

胃酸が食道に逆流すると食道の粘膜が傷つく。

傷ついた粘膜に胃酸が逆流してふりかかると強い痛み刺激となり胸痛として感じることがある。

胃食道逆流症の人は睡眠障害が起こりやすいとされている。

夜間に胃食道逆流が起こると寝付きが悪いことや早期覚醒、早朝覚醒などの原因になる。

逆流性食道炎による睡眠への影響を小さくするには胃酸抑制剤などを用いた胃食道逆流症の治療などに加えて深夜の食事をやめることが効果的だ。

胃食道逆流症で睡眠が妨げられているときにはまず胃食道逆流症をしっかりと治療して就寝前の食事時間を早めるなどの工夫を行う。

 

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胃食道逆流症

https://medicalnote.jp/diseases/胃食道逆流症

 

胃食道逆流症 胃食道逆流症 胸焼けなくし 快適生活

https://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/43630135.html

 

胃食道逆流症(GERD)、逆流性食道炎

http://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/esophagus/esophagus_04.html

・胃酸を多く含む胃の内容物が食道内に逆流して起こる病態を、胃食道逆流症(Gastro Esophageal Reflux Disease : GERD)といいます胃食道逆流症(GERD)は、症状や食道の粘膜の状態によって、逆流性食道炎と非びらん性胃食道逆流症(Non-Erosive Reflux Disease : NERD)とに分けられます。

 

・主な自覚症状は、胸やけと呑酸(どんさん)です。

特に、空腹時や夜間の胸やけが特徴的です。

胸やけがひどいせいで、夜中に目が覚めてしまったり、心臓の病気と同じような胸の痛みを感じたりすることもあります。

 

・その他に、のどの違和感、よく咳き込む、声がかれるなど、食道以外の症状が出ることもあります。

 

・逆に、食道の粘膜に目に見える炎症が起きていても、症状がない場合もあり、その場合、無症候性逆流性食道炎といわれます。

 

・食道の粘膜は、胃の粘膜とは違い、胃酸の刺激から身を守る仕組みを持っていないので、胃酸に触れると炎症を起こしてしまいます。

とくに、胃や食道の運動機能が低下している場合には、食道が胃酸にさらされる時間が長くなり、炎症が起きやすいと考えられています。


胃食道逆流症の症状と対策

https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/theme/201802.html

(食道裂孔についてのわかりやすいイラストがあります)

 

つらい胸焼け 胃食道逆流症

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_428.html

・逆流性食道炎は高齢者や肥満の人に多く、非びらん性胃食道逆流症は、若くてやせ型の女性に多い傾向があります。

 

(わかりやすいイラストが多数あります)