コルヒチン
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se39/se3941001.html
・痛風においては、原則、予防的な長期投与はおこないません。
発作時にだけ頓服します。発作の前ぶれを感じたら、できるだけ早く、まず1錠を飲みます。
前兆症状は人により異なりますが、発作3~4時間前に生じるピリピリ感やムズムズ感などです。
痛みが激しくなってから飲んでも、よい効果は期待できません。
・コルヒチン・カバーという治療法もあります。
痛風発作が頻発する場合、発作が落ち着くまで毎日必要最小量(1錠)を服用することで、発作をおさえこむ方法です。
・通常、成人はコルヒチンとして1日3~4mgを6~8回に分割経口服用する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
発病予防には通常、成人はコルヒチンとして1日0.5~1mg、発作予感時には1回0.5mgを経口服用する。
・長期間にわたる予防的服用は、血液障害、生殖器障害、肝・腎障害、脱毛等重篤な副作用発生の可能性があり、有用性が少なくすすめられない。
・投与量の増加に伴い、下痢等の胃腸障害の発現が増加するため、痛風発作の緩解には通常、成人にはコルヒチンとして1日1.8mgまでの投与にとどめることが望ましい。
・痛風発作の治療には1回0.5mgを投与し、疼痛発作が緩解するまで3~4時間ごとに投与し、1日量は1.8mgまでの投与にとどめることが望ましい。
・発作3~4時間前に先行する予兆を感知したらできるだけ早く服用することが望ましい。
・日3錠くらいまでなら、副作用の心配はそれほどありません。
ただし、多量に飲むと、吐き気や腹痛、下痢などの胃腸障害が必ずあらわれます。
コルヒチンの作用機序:痛風発作予防薬
http://kusuri-jouhou.com/medi/gout/colchicine.html
・尿酸とは、不要となったDNAなどが分解された時に生成される老廃物です。
この尿酸値が高いと、高尿酸血症と診断されます。
白血球の一種である好中球が痛風発作の発生部位に集積する反応(白血球の遊走)を阻害する薬がコルヒチンです。
・発作が起こった後の服用が早いほどコルヒチンによる効果も高くなります。
痛風発作を予感したときに服用することでも、痛風発作を大幅に軽減できます。
・コルヒチンには消炎・鎮痛作用は認められていません。
あくまでも痛風発作の症状を軽減する作用であるため、炎症や痛みを抑えたい場合は解熱鎮痛剤(NSAIDsなど)を服用しなければいけません。