痛風の薬物治療

 

 

 

痛風発作が起きたときは、関節の炎症と痛みを和らげることが優先です。

そのため、高尿酸血症の薬ではなく、炎症や痛みを和らげる薬を使います。

また、尿酸値を下げる薬の飲み始めや、痛風発作の予兆があるときに、「コルヒチン」という発作を抑える薬も飲むこともあります。

コルヒチンは、本格的な発作が起きてから飲んでも、発作を抑える効果はあまり強くないといわれています。

 

もし、痛風の発作が起きたときに新たに尿酸降下薬を飲むと、一気に尿酸値が下がり、かえって発作を悪化させてしまうので注意が必要です。

ただし、普段から尿酸降下薬を服用している人に痛風の発作が起こった場合は、そのままいつもどおりのタイミングと量で尿酸降下薬を飲み続けてください。

 

発作がおさまったら、高尿酸血症の治療を開始

痛風の痛みが治まったからといって、それで治療は終わりではありません。

尿酸値を下げないと痛風発作を繰り返してしまいます。

痛風発作が治まって2週間以上経ってから、尿酸降下薬による高尿酸血症の治療を始めます。

 

尿酸値をコントロールして、次の痛風発作を防ぎ、さらに怖い合併症も防ぎましょう。