高血圧のすべてについて、かなり詳しく解説されています。
高血圧とのおつきあい
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph04.html
血圧の自己管理(改訂版)
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph43.html
高血圧治療の最新事情
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph61.html
血圧の話
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph84.html
腎臓病と循環器病
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph87.html
食塩と高血圧と循環器病
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph110.html
心臓と腎臓の深い関係 ─ 心腎連関症候群 ─
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/bp/pamph127.html
<生死分け目の高血圧①>
「高いなら下がるまで待とう高血圧」・・・自己判断はいけません。家庭での血圧が135/85mmHgを超えたら、まず医療機関を受診しましょう。
<生死分け目の高血圧②>
「高いなら下げてみせよう高血圧」・・・朝晩2回きちんと測定。高血圧は医師と患者さんの共同作業で改善できる病気です。
<生死分け目の高血圧③>
「高いなら無視してしまえ高血圧」・・・いくら自分に思わしくない結果が出たとはいえ、黙殺してはいけません。
はじめに
米国の第32代大統領F.ルーズベルトは悪性の高血圧症で、1945年、
脳出血のため亡くなっています。
当時は高血圧が死に至るような疾患だとは考えられていなかったこともあり、突然の大統領の死は「青天のへきれき」と報じられました。
わが国では、全国民の約4分の1が高血圧患者だといわれています。
そのうちまったく治療を受けていない人が約半数おられます。
また、病院で治療を受けている残り半数のうち、指示どおりに薬をのんでいないなどの
理由で血圧を十分にコントロールできずにいる人が、さらにその半数を占めております。
血圧が高くても、ほとんどの場合は特別な自覚症状がないため、治療を受けずに放っておいたり、治療をきちんと継続しない人が少なくありません。
しかレ血圧が高い状態が続くと次第に各臓器に負担がかかり、脳卒中や心臓発作など生命にかかわる病気につながっていきます。
そのために高血圧は積極的に治療する必要があるのです。
一般に血圧の上昇には、加齢や遺伝的な素因に加え、不規則な食事、運動不足、飲酒や喫煙、ストレスなど、生活習慣が大きく影響することが知られています。
高血圧にならないために、あるいは高血圧を治療するためには、まず生活習慣を見直して改善することが、最優先となります。
・高血圧は、血圧を計ってみないと高血圧なのかどうか知る事が出来ません。そのため、日常生活で血圧を計らない人は、自分が低血圧なのか高血圧なのか知らない事が多いのです。
・高血圧のままにして置くと、動脈硬化や脳卒中、心臓病になってしまう可能性があります。
・高血圧の9割は原因が不明と言われています。(いわゆる「本態性高血圧」です)
・日本人の40歳以上の半数が高血圧だと言われるほど、日本人にとって高血圧はとても身近な病気なのです。
日本食は、塩分が多めに作られており高血圧になり易い食生活と言えます。
・高血圧は動脈硬化の原因となります。また、動脈硬化になると高血圧が持続するという悪循環に陥ります。
ノバルティスファーマ(株)2016.1作成パンフより
ノバルティスファーマ(株)2016.1作成パンフより
朝の起床前後に急に血圧の上昇が起こり高血圧の状態になってしまう現象が早朝高血圧だ。
このように血圧値が上昇する場合は、心臓や脳などの血管に負担がかかり狭心症・心筋梗塞などの心臓発作や脳梗塞を発症する可能性があり注意が必要となる。
早朝高血圧を引き起こす原因としては、アルコール、起立性高血圧、動脈硬化の進行、血圧を下げる薬(降圧剤)の効果が短い、朝の冷え込み、高年齢、精神的ストレス、閉塞性無呼吸症候群などが考えられる。
高血圧の基礎知識 血圧は変動します
http://www.sageru.jp/bloodpressure/knowledge/fluctuation.html
・一般的に睡眠中は血圧が低下しますが、なかには睡眠中に血圧が低下しない「夜間高血圧」や、朝方血圧が上昇する「早朝高血圧」の患者さんもいる。
昼間の血圧が低くても、夜間や早朝の血圧が高くなることがある。
・夜間や早朝の高血圧が、脳卒中、心筋梗塞の発生につながることがある。
実際、午前6時ごろから正午は、脳卒中の発生率が最も高いことが報告されている。
思わぬ時間帯の発生を予防するためにも、24時間、血圧をコントロールすることが重要となる。
・早朝高血圧は、毎朝血圧を測定することを習慣化すれば、自分でみつけることができる。朝の血圧が135/85mmHgより高ければ可能性がある。