低T3症候群

低T3症候群

甲状腺に異常無く、甲状腺の数値のみ異常の低T3症候群は、慢性消耗性疾患で甲状腺ホルモンによる蛋白分解が進まないための生理的代償反応。

末梢の1型5’-脱ヨード酵素活性低下、異所性3型5’-脱ヨード酵素活性亢進、甲状腺自体からのT3分泌低下が関与する。

rT3(リバースT3)が高値になる。

進行すると低T3,T4症候群、低T3,T4,TSH症候群になり、中枢性甲状腺機能低下症、無痛性甲状腺炎の経過中と鑑別を要する。

甲状腺ホルモン剤の投与は必要ない。