単純ヘルペス脳炎

(単純ヘルペス脳炎について平易に記述されています)
・重症化することが多く、発症すると死亡することもある。
治療で一命は取り留めても、寝たきりや認知機能障害、記憶障害などの後遺症が残ることも多く、社会復帰できる患者は全体の半数程度にとどまる。
・日本では年間100万人に約3.5人に発症し、50~60代に多くみられる。
・治療に着手した時点の意識障害が重症なほど予後は悪くなるので、できるだけ早期に治療することが重要。
・一刻も早い抗ウイルス薬の投与が必要となる。発病初期に近ければ近いほど効果が期待できるので、早期投与開始が望ましい。