トルリシティ

トルリシティ(デュラグルチド)の作用機序:糖尿病治療薬

https://kusuri-jouhou.com/medi/diabetes/dulaglutide.html

・デュラグルチドはGLP-1受容体作動薬と呼ばれる種類の薬になります。

・食事を摂ると、これが刺激となって「インスリンの分泌を促すホルモン」が放出されます。このホルモンをGLP-1といいます。GLP-1はすい臓に作用して、インスリンを分泌させます。これにより、血糖値が下がります。つまり、「食事を取る → GLP-1が分泌される → すい臓からインスリン分泌 → 血糖値が下がる」という流れになっています。

 

GLP-1と同じような作用をする薬を外から投与すれば、すい臓からインスリンが分泌される過程を促進できます。

GLP-1そのものは体内で素早く分解されるため、分解されにくいようにGLP-1の構造を少し変えることで糖尿病治療薬としてのGLP-1受容体作動薬が発売となりました。

 

・シリンジの中に注射液があらかじめ充填されており、注射器を用いて自ら投与します。

細い針を用いて注射をするため、デュラグルチド(商品名:トルリシティ)の使用時は痛みを感じずに薬剤を投与することができます。ただ、

・いつも同じ個所に注射をすると注射部位が硬くなってしまうため、ずらして注射する必要があります。

 

副作用としては、悪心・嘔吐、下痢などの消化器症状が確認されています

 

 

トルリシティ 製品情報

https://www.lillymedical.jp/jp/ja/diabetes/trulicity/index.aspx

・トルリシティは、週1回投与のグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であり、食事摂取などにより体内の血糖値が高くなった場合に血糖値依存的に、インスリン分泌を促進します。

 

・また週1回投与で優れた血糖降下作用が得られるだけでなく、トルリシティは、注射針があらかじめ取り付けられた、1回使い切りのユニークなオートインジェクター型注入器によって提供されます。

 

・トルリシティは、これまでに世界45の国と地域で製造販売承認を取得し、そのうち米国や欧州など、日本を含め10か国以上で販売を開始しています。

最大の特長である週1回投与の高い利便性に加え、トルリシティは、『アテオス』という今までになかった画期的なデバイス、一回使い切りのオートインジェクター型注入器によって提供されます。

 

適応 2型糖尿病

使用法 通常、成人には、デュラグルチド(遺伝子組換え)として、0.75mgを週に1回、皮下注射する。

 

<新発売>「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」週1回投与の2型糖尿病治療:GLP-1受容体作動薬

http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/2015/20150916.html

 

トルリシティ皮下注 0.75mg アテオス 患者向医薬品ガイド

https://www.lilly.co.jp/_Assets/pdf/patient/TLC_KANJA_GUIDE.pdf

 

トルリシティ皮下注0.75mgアテオス

http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=41492


トルリシティ皮下注 0.75mg アテオス 患者向医薬品ガイド

https://www.lilly.co.jp/_Assets/pdf/patient/TLC_KANJA_GUIDE.pdf

 

DPP-4阻害薬・GLP-1受容体作動薬 インクレチン関連薬の情報ファイル

http://dm-rg.net/1/file/incretin/

 

GLP-1受容体作動薬

http://www.dm-net.co.jp/3min/003/3-15.php

 

(動画)