骨折をすると・・・
部位によってはその後の人生や寿命に関わる
骨粗粗症になると骨折が起きやすくなります。
骨粗鬆症で骨折すると、再び骨折する率は骨折していない人の4倍になります。
しかし、薬による治療で骨折は50%以上減らせます。
検査を受けて早期に発見して、早めに治療しましょう。
・転倒による骨折
高齢者では転倒したときに骨折することがよくあります。
多いのは、太ももの付け根にあたる大腿骨近位部の骨折です。
ここが折れると、ほとんどの場合、骨をつなぎ合わせる手術や、人工の骨を入れる手術が行われます。
それによって骨折は治っても、筋力が低下して歩行が困難になり、寝たきりになったりすることがあります。
寝たきりになると、その後、さまざまな病気を発症しやすくなり、命に関わることもあります。
太ももの付け根の骨折は、人生や寿命に関わります。
転倒したときに地面に手をつくことで、手首の骨折や、腕の付け根の骨折が起こることもあります。
・椎骨の骨折
背骨を構成している椎骨が弱くなっていると、前かがみになったときなどに、潰れるように骨折が起こる圧迫骨折を起こすことがあります。
椎骨の骨折はすぐに気付かないことも多いため、次第に骨折する椎骨が増え、その結果腰や背中の痛みが引き起こされることがあります。
骨組程症は早く発見して対処することが大切です。
そのためには、閉経後は骨密度の検査を受け、骨量の減少に早く気付くようにします。
それとともに高齢者では、骨折しないため、転倒を予防することが大切です。