<賢い患者さんになろう>
慢性疾患の外来診察の場合に、医師は患者さんの健康をサポートすることしかできません。
たとえば、医師は1カ月に1回、通院時に診察するだけで、残りの29日は患者さんご本人が管理するしかないのです。
自分自身が主治医でもあるのです。
病める人間は肉体だけではなく精神にも影響が及んでいることは容易に想像できる。
肉体 の障害を取り除けば事足れりとする医学に問題ありとする人が少なくないのも理解できる。
また、しばしば医療提供側は「自分の力で患者を治した」と、つい思いがちだ。
しかし、決してそうではない。
壊れた機械は毀れっぱなしなのに対して、人間の体には「自然治癒力」というものが備わっているのだ。
従って、常に「本来の自然に治る力の手助けをしているのだ」という「謙虚さ」を医療提供者は忘れてはいけない。
そもそも「神の手(God Hand)」などというものは人間には備わっていないのだ。
ここでの病気(疾患)は他の医療機関のブログとは少々異なります。
それは内容にいささか偏(かたよ)りがあることと、記載の仕方に一貫性がないことです。
それは、今までに経験した症例や臨床医として少し詳しく勉強(理解)したいという身勝手な理由からです。
しかし反面として、「こんな病気もあるんだな」ということを知っていただくことも出来ます。
「内科医がとりあげる病気の割には、他の診療科目の項目が多いな」と思われる方も多いことと思われるのではないでしょうか。
それは「総合診療医」「かかりつけ医」「ホームドクター」の内科医としては、幅広い知識が必要という考えからです。
(私自身の本来の専門は「循環器内科」です)
ご存知のように人間の体は様々の臓器(部品)から成り立っています。
それは飛行機や自動車などと同様です。
糖尿病、消化器や循環器の専門を標榜して開業されている先生も増えています。
当然、大病院では以前から専門分化しています。
他の疾患(例えば専門外の「がん」など)の見落としは当然起こってきます。
当院では、通院中の病気以外の隠れた病気の発見・治療に心がけているつもりです。
(もちろん専門外の領域については迅速に専門医に紹介しています)
そのように心がけていても、「見落とし」は必ず起きます。
患者さんからも是非「こんな検査をお願いしたい」といった提案をしていただきたいと思います。
・「日本心臓財団」のサイトであることと文責者がはっきりしているため信頼のおける内容となっています。
・最新情報ということですが、長い歴史をもつサイトのため、現状に合わない記述も散見されます。公開日も確認願います。疑問の点があれば「かかりつけ医」に相談ください。
そこには「患者にしか語れない言葉」がある。
病気の苦しさや悩みを体験した人の「語り」は同じ病気に不安を持つ人に「知恵」と「勇気」を与えてくれる。
病気のことは、患者がいちばん知っている。
自分にとってなにか新しいことをしようとする。
そのときに、経験者に聞きに行くのは、だれでもすることだ。
病気だって同じだ。
「認知症」「乳がん」「「前立腺 大腸がん」「臨床試験・治験」について語られるサイト。
日本医療・健康情報研究所が医学面からの信頼性と、内容の充実度、使いやすさか5選び、1疾患1~3サイトに絞り込んだ、病気別ベスト100サイトです。
田崎廣助 「晩秋の阿蘇山」1967年