乳幼児の咳・鼻水の薬剤は供給が途絶えています。

(いわゆる「門前薬局」が隣接する)院外処方主体の医療機関では、小児科領域の薬剤は確保されているようです。

しかし、当院のような院内調剤主体の医療機関には不思議と小児用薬剤が供給されません。

したがって、小児の診察は可能ですが、治療となると処方が限られてしまいます。

おまけに、土曜午後や日曜診療の場合には、院外処方も不可能です。

それは、この時間帯は、どの調剤薬局も薬剤師が休みをとっていて不在だからです。

厚労省としては、(コンビニのように)24時間処方箋を受け付ける院外調剤薬局の設置も目指しているようですが、現実はお粗末なものです。

とにもかくにも、小児科領域に限らず薬品不足は深刻です。

(原材料自体を、中国などの諸外国に依存)

当院では、解熱剤はなんとか処方可能です。

小児、とくに乳幼児については診断は可能ですが、治療が限定されています。