下部食道括約筋(LES)
食道と胃のつなぎ目に下部食道括約筋という筋肉があり、食物が通過するとき以外は胃の入り口を締めて胃の内容物が食道に逆流しないように働いている。
この筋肉が緩むと胃から食道への逆流が起こるようになる。
下部食道括約筋が緩む原因としては、加齢による変化、胃内圧の上昇(食べ過ぎ、早食いなど)、腹圧の上昇(肥満、衣服による締め付けなど)、高脂肪食などがある。
https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/06.html
下部食道括約筋(LES)
噴門部の筋肉は、下部食道括約筋といって、胃酸が胃から出ないように調整する役割を持っている。
下部食道括約筋の力が弱くなるのは、暴飲暴食、脂肪分の多い食事、不規則な食事時間が生じていることなどが原因と考えられている。
妊娠中、肥満、便秘などの方は、胃をはじめとした内臓に常に圧力がかかっている状態(腹圧が上がっている状態)のため、胃酸が食道まで逆流し、胃食道逆流症(GERD)になりやすいといわれている。
https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/esophagus/image/eso04_pic01.jpg
下部食道括約筋(LES)[lower esophageal sphincter]
食道と胃の移行部は解剖学的に食道・胃接合部といい,そこには胃から食道への逆流防止機構がある.食道壁には実際には括約筋はないが,いくつかの機能が合わさって逆流を防止していて,その機能をLES機能(作用)という.
https://www.nutri.co.jp/nutrition/keywords/ch8-5/keyword2/
コメント;
「食道と胃のつなぎ目に下部食道括約筋という筋肉があり・・・」
「噴門部の筋肉は、下部食道括約筋といって・・・」
「食道と胃の移行部は解剖学的に食道・胃接合部といい,そこには胃から食道への逆流防止機構がある.食道壁には実際には括約筋はない」
結局「下部食道括約筋」については、存在部位も含めて概念が混乱しているようです。