食道がんの治療と手術-合併症を予防する方法とは?
https://medicalnote.jp/contents/170110-002-GB
・食道がんの手術は術後に合併症を引き起こしやすい。
・日本人の食道がんの約半数は食道の真ん中あたり(胸部中部食道と言います)から発生
し、4分の1は食道の下部に発生する。
・多くの場合、通過障害、体重減少や嗄声(声がかすれる)などが出現したことで医療機関
を受診し、診断されたときにはすでにリンパ節転移を来たしていること(進行がん)が多
いとう特徴がある。
・通過障害として症状が出現するのは、食道の内腔が腫瘍により6割ほど占めるようになる
と、はじめて症状が出るといわれている。
・喫煙や飲酒を習慣化している方は食道がんになりやすいといわれており注意が必要。
・お酒を飲むと顔が赤くなる(フラッシング反応)方は食道がんになりやすいといわれてい
るため、そういった方は定期的に検査を受けた方がよい。
・食道がんを患った方は、他のがんになりやすいという特徴がある。
特に咽頭がんや喉頭がんになる方が多いと言われている。
逆に咽頭がんや喉頭がんの患者さんが食道がんになることも多く、互いに併発しやすいと
いわれている。
そのため、食道がんを経験した患者さんは咽・喉頭がんの検査を定期的に受ける必要があ
る。
早期に発見できれば、患者さんの負担が少ない内視鏡治療で治療を終わらせることができ
る。
他にも、食道がんの方は胃がん、大腸がん、肺がん、前立腺がんの検査を定期的に受ける
とよい。
食道がんの治療におけるチーム医療の実際
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