慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫

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(参考・一部改変)

慢性硬膜下血腫は、急性硬膜下血腫と違い、比較的時間をかけてゆっくりと硬膜と脳の間に血の塊ができた状態を指す。

 

頭部外傷がきっかけとなり、アルコール多飲の場合は、本人が頭部打撲のエピソードを忘れていることも多い。

非常に軽い外傷が原因となることもあり、きっかけとなった外傷から1~2か月後に、頭痛や吐き気、認知症状や尿失禁などを起こすことがある。

参考; 認知症状

物忘れや意欲の低下、失禁、見当識障害(時間・人・場所などがわからなくなる)

 

血腫の部位によっては、運動機能や感覚機能に関連する神経が障害を受け、麻痺やしびれなどが生じることもある。

場合によっては、けいれんや構音障害(うまく話ができない)を伴いこともある。

 

発症リスクとしては

・アルコール多飲

・脳の萎縮が認められる

・抗凝固剤の服用

・水頭症の手術後

・透析を受けている 

などが挙げられる。