足底腱膜炎

足底腱膜炎とは

足の裏にある、腱が膜状に広がった「足底腱膜」という組織に炎症が生じ、小さな断裂が繰り返し起こっている状態を足底腱膜炎という。足を踏み出したり、かかとから着地するときなど、足底腱膜が伸びるたびに痛みが生じる。

 

慢性化すると、足底腱膜が硬くなり伸縮性が失われ、歩行に支障を来たす。

 

青年期や壮年期では運動をよくする人に多くみられ、高齢者では加齢に伴って足底腱膜の線維が弱くなるため、運動をあまりしない人でも起こる場合がある。

 

足底腱膜炎が生じている可能性があるかどうかは、ある程度自分で確かめることができる。まず、椅子に座って片方の足を膝の上にのせ、手で足の親指を反らします。その状態のまま、足裏のかかとの骨の前の部分を指で押してみて、痛みが生じれば足底健啖炎の可能性が高いと考えられる。

 

参考一部引用

きょうの健康 2024.4

 

(「日本足の外科学会」のサイトです)