使用禁忌;
・アンジオテンシン変換酵素阻害薬(アラセプリル、イミダプリル塩酸塩、エナラプリルマレイン酸塩、カプトプリル、キナプリル塩酸塩、シラザプリル水和物、テモカプリル塩酸塩、デラプリル塩酸塩、トランドラプリル、ベナゼプリル塩酸塩、ペリンドプリルエルブミン、リシノプリル水和物)を投与中の患者、あるいは投与中止から36時間以内の患者
・血管浮腫の既往歴のある患者(アンジオテンシンII受容体拮抗薬又はアンジオテンシン変換酵素阻害薬による血管浮腫、遺伝性血管性浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫等)
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性
適応;3種類の用量によって適応が異なる。エンレスト錠50mgには高血圧症の適応はない。
<エンレスト錠50mg>
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
<エンレスト錠100mg>
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
高血圧症
<エンレスト錠200mg>
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
高血圧症
エンレスト錠50mg
<慢性心不全>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回50mgを開始用量として1日2回経口投与する。忍容性が認められる場合は、2~4週間の間隔で段階的に1回200mgまで増量する。1回投与量は50mg、100mg又は200mgとし、いずれの投与量においても1日2回経口投与する。なお、忍容性に応じて適宜減量する。
エンレスト錠100mg
<慢性心不全>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回50mgを開始用量として1日2回経口投与する。忍容性が認められる場合は、2~4週間の間隔で段階的に1回200mgまで増量する。1回投与量は50mg、100mg又は200mgとし、いずれの投与量においても1日2回経口投与する。なお、忍容性に応じて適宜減量する。
<高血圧症>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回200mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最大投与量は1回400mgを1日1回とする。
エンレスト錠200mg
<慢性心不全>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回50mgを開始用量として1日2回経口投与する。忍容性が認められる場合は、2~4週間の間隔で段階的に1回200mgまで増量する。1回投与量は50mg、100mg又は200mgとし、いずれの投与量においても1日2回経口投与する。なお、忍容性に応じて適宜減量する。
<高血圧症>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回200mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最大投与量は1回400mgを1日1回とする。
エンレスト(一般名 サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物)
エンレスト
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00068873
薬効分類名 アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)
禁忌
・アンジオテンシン変換酵素阻害薬(アラセプリル、イミダプリル塩酸塩、エナラプリルマレイン酸塩、カプトプリル、キナプリル塩酸塩、シラザプリル水和物、テモカプリル塩酸塩、デラプリル塩酸塩、トランドラプリル、ベナゼプリル塩酸塩、ペリンドプリルエルブミン、リシノプリル水和物)を投与中の患者、あるいは投与中止から36時間以内の患者
・血管浮腫の既往歴のある患者(アンジオテンシンII受容体拮抗薬又はアンジオテンシン変換酵素阻害薬による血管浮腫、遺伝性血管性浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫等)
・アリスキレンフマル酸塩(直接的レニン阻害薬)を投与中の糖尿病患者
・重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性
効能または効果
<エンレスト錠50mg>
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
<エンレスト錠100mg>
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
高血圧症
<エンレスト錠200mg>
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
高血圧症
用法及び用量
エンレスト錠50mg
<慢性心不全>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回50mgを開始用量として1日2回経口投与する。忍容性が認められる場合は、2~4週間の間隔で段階的に1回200mgまで増量する。1回投与量は50mg、100mg又は200mgとし、いずれの投与量においても1日2回経口投与する。なお、忍容性に応じて適宜減量する。
エンレスト錠100mg
<慢性心不全>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回50mgを開始用量として1日2回経口投与する。忍容性が認められる場合は、2~4週間の間隔で段階的に1回200mgまで増量する。1回投与量は50mg、100mg又は200mgとし、いずれの投与量においても1日2回経口投与する。なお、忍容性に応じて適宜減量する。
<高血圧症>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回200mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最大投与量は1回400mgを1日1回とする。
エンレスト錠200mg
<慢性心不全>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回50mgを開始用量として1日2回経口投与する。忍容性が認められる場合は、2~4週間の間隔で段階的に1回200mgまで増量する。1回投与量は50mg、100mg又は200mgとし、いずれの投与量においても1日2回経口投与する。なお、忍容性に応じて適宜減量する。
<高血圧症>
通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回200mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最大投与量は1回400mgを1日1回とする。
*エンレスト錠50mgは、高血圧症には適応がない。