(医師用)安静時狭心症

(ドクター用)ベニジピン4mgを就寝前に処方する狙いとは

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/di/digital/201712/553874.html

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・冠動脈攣縮性狭心症は、安静時、特に夜間から早朝にかけての時間帯に発作が起こりやすいのが特徴。喫煙者に多く、ストレスや飲酒が発作の増悪因子となる。発作に伴って、しばしば不整脈が出現し、意識障害や意識消失(失神)がみられることもある。

・失神を伴う完全房室ブロックを呈する冠動脈攣縮では、脈が遅くなる。

そのため、Ca拮抗薬の中でも、心拍を起こす働きをつかさどる房室結節の伝導を落としにくいといわれる、ベニジピンが選択することがある。

(私的コメント;数あるCa拮抗薬の中でベニジピンが冠動脈攣縮性狭心症が著効することが多いというデータがある)

・朝方やアルコールの酔いがさめるときなど、副交感神経優位から交感神経優位となるタイミングで発作が多いとされている。